フレッツフォン


蔵王町さま 行政
顔を見ながら安心して話せるテレビ電話で
高齢者・障害者にもやさしい住民サービスを実施
 宮城県南西部の蔵王町さまは、県内有数の果樹産地として知られ、良好な水田地帯をも有する町です。
 蔵王国定公園・遠刈田温泉などを活かした観光産業にも力を入れる一方で、住民サービスの一貫として町内の高齢者・障害者の日常生活支援など、保険福祉関連の充実を図ってこられました。
 平成18年1月からは、役場と各地区の公民館にフレッツフォンを導入していただきました。わざわざ遠方の役場まで出向かなくても、顔を見ながら各種の相談や、問い合わせができるようになったと、住民のみなさんからも好評との事です。
●所在地●
宮城県
●人口●
1万3691人(平成17年10月末現在)
●世帯数●
4095世帯(同上)
●ウェブサイト●
宮城県蔵王町ホームページ
http://www.town.zao.miyagi.jp/
活用イメージ
1.役所に行かなくても公民館から…… 2.直接役所の担当者に相談
導入前のニーズ
高齢者や障害者の方が、わざわざ遠方の役場に出向かずに税金や年金の相談をできるようにしたい。
電話だけではコミュニケーションが取りにくい。
各地区の公民館を住民サービスの拠点として活用したい。
導入後の効果ポイント
最寄りの公民館まで行けば、気軽に役場の職員に直接問い合わせ、税金や年金の相談ができるようになった。
顔を見ながら話せるので、安心して相談してもらえる。
公民館を住民サービスの拠点として機能し始めた。
町内の高速イントラネットで
テレビ電話を使いたい!
県下最大級のえぼしスキー場  宮城県蔵王町は人口約1万4000人のこじんまりした町。おいしい桃や梨の産地としても名高く、恵まれた自然を活かした観光産業もバラエティに富む。白石川河川公園には毎年ハクチョウが飛来し、1月ともなれば、みやぎ蔵王の美しい樹氷を見ることもできる。遠刈田温泉は400年の歴史を持つ温泉、県内外から毎冬、多くのスキー客が集まるえぼしスキー場は、県下最大級の滑走施設を誇っている。
 蔵王町役場は、こうした産業の振興はもちろん、高齢者・障害者にもやさしい住みやすい町作りに積極的に取り組んでいる。
 通信環境の充実を図るため、地域で自前の光ファイバーを引き、町内イントラネットを構築したのもその取り組みのひとつだった。
電話だけでは不十分な、税、福祉、健康
などの相談をテレビ電話で
毎年ハクチョウが飛来する白石川  蔵王町役場 企画調整課地域振興係長の大槻充夫さんに話を伺った。
「せっかく引いた光ファイバーですから、インターネットだけではなく、広く住民のみなさんに使っていただけるサービスにも利用したいと思いました。映像を使ったサービス、たとえばテレビ電話ならば、高齢者や障害者の方などの相談や問い合わせに利用できるのでは、と」
 最近、路線バスの縮小にともなって、高齢者や障害者にとって、町役場までの往復は大きな負担となっていた。特に雪に覆われる冬季の外出は、高齢者・障害者でなくても負担が大きい。
 なるべく最寄りの施設で応じることができるようにと、町内4カ所の公民館と1カ所の文化会館には住民サービスの窓口が設けられているが、この窓口に常駐しているのは嘱託職員が1名だけ。税金、福祉などの相談については、嘱託の職員が本庁に電話で問い合わせたり、相談者が直接電話で本庁職員と話をする、ということになる。
「簡単な問い合わせなら電話でも問題はないのですが、税金・年金関係の問い合わせや、医療・福祉などの相談については、やはり説明も長くなります。また、高齢者の方は、電話だと聞き取りにくいという場合も多いのです。テレビ電話であれば、こうした問題がかなり改善できるのでは、という期待がありました」
顔が見えたほうが話が聞き取りやすいと
高齢者の方からも好評
 2005年1月、ネットワーク開通と同時に、町内にフレッツフォンが設置された。決め手になったのは、導入、設置が簡単・格安だったことと、操作が非常にシンプルなこと。
 まず町役場の町民課、税務課、福祉センターに各1台、さらに町内各地区の公民館、文化センターの計5カ所にも1台ずつ、フレッツフォンが設置された。
 町役場から遠方の住民は、もよりの公民館を訪れ、窓口においてあるフレッツフォンを使って、役場の職員と話すことができる。
 テレビ電話はすぐに住民にとけ込んだのだろうか?
「意外なほど、すんなりいきました。導入前は、テレビ電話に抵抗がある人もいるのでは、と思っていました。特に女性は自分の顔を映像で相手に見せるのをいやがる人もいるかもしれない、と思いました。でも、今のところは、そんな声もなく、かえって『面白い』と言ってくださる方のほうが多い。パソコンを使うテレビ電話ではとてもムリだったと思いますが、フレッツフォンは高齢者の方でも電話と変わらない感覚でご利用いただいているようです。公民館の窓口には職員がいますから、わらからないことがあれば、すぐにお手伝いできます。高齢者の方には、相手が画面の前に出て会話がはじまるまでは、お手伝いすることが多いようです。実際に使った高齢者の方に聞くと、顔が見えたほうが音声だけよりも話が聞き取りやすい、と評判がいいですよ」
 公民館に置かれたフレッツフォンは、それぞれ、ワンタッチで「町民課」「税務課」「福祉センター」につながるように設定されている。
「利用者の方からは、相手の顔が見えるほうが安心できる、とよろこんでいただいていますし、ご相談に応じる職員からも、顔を見ながらのほうが、ご説明がしやすいと好評です」
 フレッツフォンを利用した手話通訳サービス、外国語の通訳サービスなども、将来的には検討したいと大槻さんは話す。
 光ファイバーによる高速回線をじゅうぶんに活かした取り組みが、今後もますますすすんでいきそうだ。
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